ローヤルゼリーは何歳から飲んでも大丈夫?

栄養豊富で健康面への効果もさまざまなローヤルゼリー、「是非子供にも飲ませてあげたい」と思ったことはないでしょうか?
ですが、子供に食べさせたくない食材などは意外と多く、ローヤルゼリーは何歳から飲ませたらいいのかと疑問に思う方もいるかもしれません。
ここではローヤルゼリーを飲ませたくない時期と、その理由についてご紹介いたします。

■ローヤルゼリーは何歳から飲める?

ローヤルゼリーは健康食品だから、何歳から飲ませても大丈夫、と思う方も多いかもしれません。
実際、子供でも飲みやすい状態の、子供用ローヤルゼリーも販売されています。
ですが、1歳未満の乳幼児、アレルギー体質の子供はローヤルゼリーの摂取に注意が必要です。
なぜこのような子供にローヤルゼリーを飲ませることが危険なのでしょうか。

■蜂蜜にも含まれるボツリヌス菌

1歳未満の子供に蜂蜜を与えてはいけない、という話を聞いたことがありませんか?
これは、蜂蜜に「ボツリヌス菌」が含まれている可能性があり、乳幼児の体にボツリヌス菌が入ると、最悪の場合死に至ることがあるためなのです。
そのため1987年、厚生省(当時)では、1歳未満の子供に蜂蜜を与えないよう通知しています。
ボツリヌス菌とは、自然界に存在する細菌です。
乳幼児のからだにボツリヌス菌の「芽胞」が入ると、体内で毒素をつくりだしてしまいます。
成人では不活化されるボツリヌス菌ですが、乳幼児では腸内まで届いてしまうため、さまざまな症状を引き起こし、死に至る可能性があるのです。

ローヤルゼリーは蜂蜜とは別物ですが、蜂蜜を食べた働き蜂によって蜂の巣の中につくられるものです。
ボツリヌス菌が含まれている可能性を考え、1歳未満の乳幼児には飲ませないよう注意することが必要です。

■子供のアレルギーには慎重に

ローヤルゼリーは栄養に優れており、たくさんのタンパク質などを含んでいます。
アレルギー体質の子供では、アレルギーをおこしやすい栄養素も含まれている可能性があります。
食物アレルギーの症状には、蕁麻疹や嘔吐、アナフィラキシーなどがあり、どれも心配な症状ですよね。
これらの理由により、アレルギー体質のお子さんにローヤルゼリーを飲ませることはおすすめできません。
栄養価などのメリットを考え、どうしても飲ませたいという場合には、医療機関でアレルギー検査を受け、相談することをおすすめします。
パッケージに年齢の表示がある場合には、容量・用法を守るなど、安全にローヤルゼリーを飲ませてあげたいですね。